中国は米国の自動車メーカーや製造業者向けのレアアース(希土類)輸出許可に6カ月の制限を設ける方針だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。貿易摩擦が再び激化した場合、中国が影響力を行使できるようになる一方、米国の産業界にとっては不透明感が高まる。中国の交渉担当者らは10日、ロンドンで米国側と2日間にわたる集中協議を終えた。その目的は、先月スイス・ジュネーブで暫定的に合意した内容を維持することで、中国側はレアアース輸出許可を一時的に復活させることで同意した。関係者によると、米国側はこれと引き換えに、ジェットエンジンとその関連部品や、プラスチック原料のエタンなどの対中輸出規制を一部緩和することで合意した。
中国、レアアース対米輸出許可を6カ月に制限へ
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